ヨガでおなじみインドの古代医学、アーユルヴェーダで見えてきた2タイプのアトピー

 

 対処法を調べる前に、まずは自分の体のことについて考えていきましょう。

 

アトピーと向き合っている中で大切だなと思ったこと、

それは、自分の今の状態を知ることです。

 

自分の体の状態を把握する、立ち位置を知ることで初めて対処法がわかるようのなるのです。

 

今回は、私自身が自分の体の状態、アトピーの状況を知る上での1つのアプローチとして効果的であったアーユルヴェーダの知識を交えてアトピーについて診ていきます。

 

 

 

 

1:アトピーアーユルヴェーダで捉えると良い理由

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 最新の西洋医学などの医療技術が発達しているこの現代に、

なぜわざわざ人類最古の医学といわれるアーユルヴェーダを持ち出すのか。

 

この疑問に答えるにはアーユルヴェーダの、古代医学ならではの考え方に注目することが必要です。

 

アーユルヴェーダの基本的な考え方の1つに、火・水・風という3つの要素を用いた考え方があります。

 

ざっくりですが、火・水・風の3要素のバランスがちょうど良い時健康である、と言うことだけ抑えてもらえれば大丈夫です。

 

 

3要素に関する具体的な内容については以下の記事をご参照ください。

 Coming Soon...

 

この、風(ヴァータ)・火(ピッタ )・水(カパ)という非科学的であるが、人間の本質を突いていると思われる要素を用いるからこそ見えてくるアトピーの姿があるのです。

 

 

 

 

 

 

2:アーユルヴェーダでのアトピーの位置付け

 

アーユルヴェーダにおいては皮膚病は、火(ピッタ)と水(カパ)の要素が過剰な状態であると記されています。

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*詳しくは、こちらの本の108ページ「皮膚炎」の項目をご参照ください。

新版 インドの生命科学 アーユルヴェーダ
 

 

皮膚炎の状態、すなわち、火(ピッタ )と水(カパ)が増大しすぎた状態に加えて、風(ヴァータ)の要素までもが増大すると乾燥肌という形で体に悪影響が現れます。

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先ほど、健康とは3要素がバランスの良い状態であると示しました。

 

しかし、ここでのバランスとは単に割合が均等であるという意味ではなく、各要素の質・量共に程よい状態であるということであることをここで強調しておきます。

 

つまり、いずれかの要素が過剰である時に他の少ない要素を増やすだけでは健康にならないのです。

 

皮膚炎の状態では少なかった風(ヴァータ)の要素を多くするような行為

砂糖の過剰摂取やドライフルーツなどの乾燥した食物を食べることをすることで、

結果的には皮膚炎+乾燥という状態悪化を招くことになります。

 

 

以上の2つのタイプが皮膚炎には存在しているとアーユルヴェーダを用いて紐解くことができます。

では、この2タイプがアトピーの症状に対してどのように適合するのでしょうか?

 

 

 

 

3:滲出液が止まらない!ジュクジュク型 

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アトピーの初期症状、あるいは赤ちゃんの頃に良く現れるアトピーの症状として火照り、滲出液が止まらない、常に炎症部位がベトベトな状態があります。

 

これらの症状をアーユルヴェーダで説明すると、

まず、炎症部位が焼けただれたように熱い、火照りの症状を顕著に感じます。

 

火照りとは、実は、体が冷え切っている冷え性の状態であるがゆえに発生するのです。

詳しくは、下記の記事をご覧ください。

Coming Soon...

 

火照りの症状を3要素に当てはめると、熱性ということですので、3要素の中で唯一熱性をもつ火(ピッタ )の要素が当てはまります。

 

つまり、火照りとは火(ピッタ )が過剰であるがゆえに発生するのです。

 

 

これに対して、滲出液は「液」という文字から連想されるように水に関連した性質、

アトピーで体験した方ならばお分かりになるでしょう、

私自身は、滲出液には「重い、暗い」イメージがあります。

 

私の主観も入っていますが、滲出液の発生はアーユルヴェーダの観点から見れば、水(カパ)の過剰が原因になっています。

 

以上から、図のように火照りと滲出液で苦しんでいられるアトピー体質の方は火(ピッタ )と水(カパ)の過剰が原因であると考えられます。

 

 

 

 

4:砂漠のような肌になる乾燥型

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火(ピッタ )と水(カパ)の過剰により火照りと滲出液という形でアトピー特有の症状が現れるジュクジュク型に対して、

乾燥型は図のように火(ピッタ )と風(ヴァータ)が過剰になることが原因となるアトピー症状が現れます。

 

乾燥型特有の症状とは文字通り、肌の乾燥です。

 

 

通常は28日周期でターンオーバーと呼ばれる新しい皮膚に交換される現象が見られます。

 

 

しかし、アトピーの方はこのターンオーバーが1日あるいは半日以下という猛烈に早い周期で皮膚が生まれ変わっていきます。

 

当然、これだけの早い周期でターンオーバーするわけですから、生まれてくる皮膚も不完全なもの、脆い皮膚になります。

 

 

この脆くて弱い皮膚の最大の特徴は、表皮の水分と油分を保持することができない、保湿機能が失われていることにあります。

 

ここで注目しておきたいのは、水分だけでなく、油分までもが失われている事実です。

この油分については後ほど記事にしてお伝えします。

 

 

保湿機能がないために、表皮はカラッカラの砂漠みたいな皮膚になり、すぐに剥がれ落ちてしまいます。

 

皮膚という体の表面を守る膜がないので、外界の刺激は直接伝わることになり、これが痒みを引き起こしやすくしているのです。

 

 

 

というわけで、アトピーの最大の特徴であるいくら掻いても痒みが治らない、

体の内側から来ているように感じる痒みは

体が無防備な状態で外界の刺激にさらされていることが原因であると言えます。

 

 

乾燥型のアトピーはとりわけ、このもがき苦しむような痒みが辛いのです。泣

 

 

そして、この痒みの原因は乾燥であり、これをアーユルヴェーダで紐解くと、

乾燥とは軽性、乾性の混合であるので両者の性質を持つ風(ヴァータ)の要素が深く関わっています。

 

 

したがって、図のように乾燥型は火(ピッタ )と風(ヴァータ)が過剰であることに由来します。

 

 

 

 

まとめーあなたはどちらのタイプ??ー

 

アトピーの症状と各要素の対応をまとめると、

風(ヴァータ)過剰ー乾燥肌、

火(ピッタ )  過剰ー火照り、

水(カパ)    過剰ー滲出液      というようになります。

 

この対応表から、

乾燥肌が酷くて、落屑が多い、かつ、火照りがあって眠れない方は乾燥型アトピー

火照りがあって、滲出液が止まらない方はジュクジュク型アトピー

と大きく位置付けることができます。

 

今現在出ている症状でとりわけ気になるもの、症状が苦しいものを優位と考えてみてください。

次回は、それぞれの型にあった対処法をご紹介します。